2008年12月11日
オーブン
明治維新前後に、欧米諸国に渡った日本人はエライなあと思うことがあります。行く先の情報がほとんどない中、無事帰国できる保障もなく、辞書もなく、船で何ヶ月もかけて異国に渡り、先方の最新技術を日本に持ち込む任務を果たしました。それに比べると、現代の私たちはなんと恵まれているかなんてことを考えます・・・。あらゆる料理は加熱処理されたが、コンロが出現するのは18世紀になってからであり、それ以前の調理人は直火での調理法に頭を痛めていた。オーブンは使用されていたが、設備に出費がかさむためかなりの大家族かパン屋にあるだけだった。共同体にとり一般的だったのは、一つのオーブンを共同で所有し、誰にとっても重要なパン焼きを共同体の作業と位置づけることだった。移動可能なように設計されたオーブンもあり、食物で一杯にすると赤く焼けた石炭に埋めて加熱された。これより大きなものになると下に車輪をつけ、中世の街角でパイ売りが使用した。だが多くの人々は、簡素なシチューポットで調理を済ませることばかりであった。というのもこれが薪をもっとも効率よく使え、かつ煮汁を無駄にしない方法だったからで、ポタージュやシチューがもっとも一般的な料理だった。多くの証拠によれば、中世の料理は脂質を購入できるかぎりにおいてきわめて高脂質でした。

